ホームの質は、施設長、そして経営者の姿勢や考え方に大きく左右されます。スタッフだけではなく、施設長か経営者と直接話すことで、入居者やスタッフに対してどんな接し方をしているのか、ある程度判断することができるでしょう。
経営者のタイプ
タイプ1 コントロール型
組織の頂点にいて、現場に権限や責任を持たせず、マニュアル通りの仕事をやらせる。支持は本部から出してコントロールし利益を追求する現実主義者。
タイプ2 ホームに責任を持たせる型
ホームごとに責任と権限を持たせ、目の前のお客様にどう接するかを最重要と考えるタイプ。介護は心で、サービスは生ものと考える理想主義者。
理想と現実のバランスが上手な経営者を
マニュアル化ができないのがケアであり、現場に責任を持たせるのは理想かもしれませんが、顧客優先でありながら収支をしっかり考え、事業として継続させる力のある現実的な経営者であることが大事です。そうでないと、安心して老後を任せるわけにはいきません。
重要事項説明書を確認しよう
重要事項説明書には、事業主の名称が書かれているので、会社の安定性については、ホームページや財務諸表を取り寄せたりして確認してください。
老人ホーム以外の事業を行っている場合は「他の主な事業」の欄に載っている事業内容を確認すれば、この会社のイメージがつきやすいはずです。
大手だからといって安心というわけではない
大手だから、上場企業の運営だから安心とは一概に言えません。利益優先の会社であれば、介護報酬の高い要介護認定の入居者を集める傾向があります。認定が下がると、介護報酬が下がり利益も減るので、リハビリに積極的ではない施設もあります。